風に舞いあがるビニールシート

風に舞いあがるビニールシート

風に舞いあがるビニールシート

直木賞を取る前に図書館に予約してたので、結構早めに回ってきました。森絵都は児童小説のほうを何冊か読んでいたので、こんな小説も書くんだーという感じがした。短編集なんだけど、それぞれすごいしっかりしてて濃い。最初、物語の語りかたが何か恩田陸とか思い出すなーとか最初思って読んでたんだけど、何か違う…。ここでもういっこ盛り上がりがあるだろう、という所をあっさりスルーして終わるのでアレ?っていう感じが残るのです。「守護神」とか「ジェネレーションX」とかはきれいに終わっている感じだけど、それ以外が何か…まぁ単なる好みの問題だと思うけど。話自体は全部面白かったです。適度な重さと密度のある本。

<74冊目>