手紙

手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)

図書館で延々待って借りました。1日で読んでしまいましたね〜引き込まれた。強盗殺人を犯して服役する兄から、一人になってしまった弟に送られてくる手紙。犯罪の重さと、それが引き起こしてしまう状況の変化。罪を犯した人は自分だけでなく家族も不幸にしてしまう。道徳や正論で済まさなかったところが良いと思います。社長さんが主人公に語りかける言葉が、事実だなあと思いました。でも感動というのは自分的には無かったかな。兄は自分の行動の結果だし、弟はすごく見ていて辛かったけど、彼が最後に出した結論が全てだと思う。

<27冊目>