蝶々の纏足・風葬の教室

蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)

蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)

山田詠美をちゃんと読んだのは初めてです。どちらの話も、他者から攻撃を受ける少女の話。どちらの主人公も、孤独や倦怠を知っていて、頭が良くて冷静で、幼いけれどおとなである。自分は共感はしない種類の少女像であり小説ですが、こういうカタチがあってこれに共感する人がいるのは分かるな、というか。どちらかと言うと「風葬の教室」が面白かった。

<33冊目>