屍鬼〈4〉

屍鬼(四) (新潮文庫)

屍鬼(四) (新潮文庫)

物語も佳境。屍鬼が夜の村に跋扈し、外場の住人は鬼に取って代わられようとしている。住人の多くが真実に気付かなかったり、感付きながら目を背けてしまい、村を救う人間が誰もいない状態。追いつめられた状況が読んでいてとても苦しいです。屍鬼たちの動きも書かれているけれど、ヒトと同じであって同じでなくなってしまった部分がおぞましく、とても恐ろしい。ここからどう終わるんだろう。あと1冊。

<72冊目>