伝統芸能の
文楽を題材にした小説。
文楽とは、
義太夫節・三味線と人形劇から成る
人形浄瑠璃のことだそうです。全く馴染みのない世界だったんですが、堅苦しくなく
文楽に関わる人たちの姿が描かれていて、思ったよりとっつきやすかったです。主人公の年齢が若いので感情移入しやすいのかな。大夫なのですが、
文楽バカと言われるくらい
文楽を愛してて、情熱を持っています。良い語りが出来たりすると読んでいるこちらも爽快な気持ちになれる。他にも、大夫と三味線のお互いを高め合う密な関係とか面白い。
文楽の色々な作品や、舞台裏を垣間見れて楽しい作品でした。
<8冊目>