RUN RUN RUN

RUN RUN RUN

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図書館で題名だけ見て適当に借りたんだけど、同名の全然別の小説と勘違いしてたみたい;でもこれもまあまあ面白かったですよ。深夜の新宿で偶然に出会った女たち―29歳雑誌編集者、24歳キャバクラ嬢、17歳女子高生の3人が、成り行きで東北の温泉めざしてドライブに出かけることになる真冬のロードノベル。それぞれ仕事や年齢など辛い現実から逃げて旅をするうちに、姉妹のような奇妙な関係が生まれる。視点が定まらなかったり、真相がはっきり明かされなかったりで読みにくい部分もあるんだけど、3人とその関係が愛しくてあたたかい小説。耐えられない現実もときに襲ってくるけれど、でも頑張ろう、と思える。

<25冊目>