私の男

私の男

私の男

直木賞受賞作。アマゾンのレビューとか見てると結構評価低くて驚いた。勿論共感できないし気持ち悪いけど、嫌悪感のなかにハッとさせられる一瞬があったりして、そういう自分を知るためにこの小説を読むのかなと思う。時間軸を遡る構成になっているのですが、歪んだ愛情と憎悪に行き着いてしまった関係が、かつては優しい時間もあったというのが分かって哀しさが増します。

<43冊目>