王国 その2 痛み、失われたものの影、そして魔法

王国 その2 痛み、失われたものの影、そして魔法

王国 その2 痛み、失われたものの影、そして魔法

海外に旅立った楓の家に住むことになった雫石。都会の中でざわめきに紛れ、心が打ちのめされながらも、生活のそばにある小さな光、人の優しさにやがて癒されてゆく。人間はごく些細なことで心が塞いだりするものだけど、同じように小さなことに力をもらえる。例えば季節の変化や、毎日夕日が沈んで町に灯りがともるようなこと。生きる力や幸せがそこにあることを改めて気づかせてくれる小説。

<88冊目>