アイスクリン強し

アイスクリン強し

アイスクリン強し

文明開化の明治の時代、東京で西洋菓子店を開いた主人公・皆川真次郎と周りの人達が巻き起こす騒動を描いた連作短編集。たくさんの西洋菓子が登場して、読んでいるだけで美味しそう。チヨコレイト、シユウクリーム、ビスキット、ワッフルス。色んな物事が揺れ動く時代で、まだ西洋が民衆に浸透していない、そんなときに作られるお菓子はまるで甘い魔法のようで、とても素敵。

<43冊目>