神去なあなあ日常

神去なあなあ日常

神去なあなあ日常

主人公の平野勇気は、高校卒業と同時に三重県の山奥にある神去村に放り込まれ、林業に携わることになる。初めは村の田舎ぶりや閉塞的な人間関係に辟易していた勇気が、やがて村の人に認められ、山を守る林業という仕事を愛するように。勇気の気持ちの変化や成長が眩しくて、微笑ましく読みました。村の人たちも個性的で楽しく、山の大いなる力に触れて少し神聖な気持ちにもなれる小説。面白かった。

<52冊目>