シアター!

シアター! (メディアワークス文庫)

シアター! (メディアワークス文庫)

小劇団「シアターフラッグ」。それなりの人気を得ていたが、ひょんなことで300万の借金を抱え解散の危機を迎える。主宰の巧はサラリーマンをしている兄の司に泣きつくが、司は金を貸す代わりに条件を出した。それは2年以内に劇団の収益から借金を返すこと、返せなければ劇団を畳むこと―。テンポ良く楽しく読めて、後味すっきり。小劇団のお芝居を何度か見たことがあるので想像できる部分もあり。確かに不思議な世界だよなぁ。司の物言いがすごく有川さんらしいと言うか、商売の意識がある人の視点で、分かる。鉄血宰相や泣き虫主宰などそれぞれキャラも立ってて良い。微妙な三角関係や一方通行もじりじりする感じで。綺麗に終わってるけど、その後が知りたい気もします。

<100冊目>


100冊達成しましたー。長かった…このひと月は本当キツかった;読むのも勿論感想も溜め込んでたから。やっとこれで年を越せます。来年は余裕もって読書したいな;