読書

七回死んだ男 (講談社文庫)

七回死んだ男 (講談社文庫)

超面白かった。最高です。同じ一日を何度も繰り返して体験してしまうという体質の主人公が、祖父が殺された日に偶然その反復に嵌ってしまって、何度も繰り返されるその殺人を食い止めようと奔走する話。まず設定からして楽しいし、主人公が高校一年生の少年なんですけど、体質のせいで同年代の人より長い時間を過ごしてきてるから、ちょっと老成しててかわいいの。語り口が面白い。途中でうっすら真相は読めるんだけど疑問は色々残ってて、それが最後にきれいに解決されたときが超気持ちよかった。楽しい本でした。

<63冊目>