読書

死と乙女 (新潮文庫)

死と乙女 (新潮文庫)

会社の同期の子が貸してくれた本。高校生の女の子が、友達のお父さんが自殺するつもりでいるということに気付くんだけど、それを友達に話すか、話さないか。その選択肢によって分かれるふたつのストーリー両方を書いた話。ノベルスみたいに二段組になってるんだけど、上が話した方、下が話さなかった方というふうに書かれてるの。結構読むのに時間かかりました…分厚さの割に字がつまってるからね。赤川次郎は親が買った本が家にあったりして昔よく読んでいましたが、今趣味が変わって文体とか意識するようになってから読むと、また違う印象。何かすごい独特の書き方があってあまり今は肌に合わないんだけど、この形式はおいしいなと思う。どちらかというと“話さなかった”方の話が好きかな。

<77冊目>