読書

上と外〈2〉緑の底 (幻冬舎文庫)

上と外〈2〉緑の底 (幻冬舎文庫)

上と外〈6〉みんなの国 (幻冬舎文庫)

上と外〈6〉みんなの国 (幻冬舎文庫)

一気読み。本当は途中でやめておくつもりだったのに止まらなくて。結局12時くらいから読み始めて朝の5時まで延々読んでた。面白かった…!すごかった。1巻のときは正直入り込めないかもなーと思ってたんだけど、2巻3巻あたりからもう一時も目が離せなくなって。つうか怖かったわ…密林にたった2人落とされた兄妹ってだけで怖いのに、不気味な遺跡とか、誰かに見られている気配とか。どきどきしすぎて死ぬかと思った。本当に恩田陸はこういうの上手だなー。そこの怖さを抜けても、もう危機に次ぐ危機で。一刻も早く次の展開が知りたくて必死でページ捲ってた。“儀式”もすごかったよ…すさまじい緊張感。練と千華子のすれ違いとか、両親はふたりを見つけることができるのかとか、もうひたすらハラハラ。しかも読んでいくにつれ、大きな真相が明らかになっていったり、そういうことか!とか、あれがここで活きるのか!とかすごい楽しくて。本当にすごいよ。すごくスケールの大きい真相と、親子の確執とか、恐怖とか不安とかの現実的な人間の感情がうまくまとまってるのも良いと思う。子供達が冒険の中でシンプルに成長していくんだけど、それもすごく良い。練好きだ。あとニコがすごい好きでもう。良いよねー最高で最強だよ。儀式のときもすごいかっこよかったし、ラストなんか嬉しくて楽しくて。大好き。
何か実は冊数が稼げるかなと思って手をつけたのですが、思わぬ収穫でした。眠れないくらい時間を忘れて夢中で本を読むのは久し振りで、すごい幸せな時間でしたよ。

<93冊目、94冊目、95冊目、96冊目、97冊目>


生協の白石さん

生協の白石さん

いま話題のやつ。↑を読み終わってハイになって、眠れなくて読みました。弟が欲しがったので買ったのですがね。面白い。ひとつひとつの返答が気がきいてる。文才のあるひとだなあ。この大学の学生さんが羨ましい。

<98冊目>