読書

流れ星が消えないうちに

流れ星が消えないうちに

この人読んだことなかったんだけど、何か気になったので。恋人・加地君を亡くして玄関でしか眠れなくなった主人公・奈緒子と、奈緒子の新しい恋人で、加地君と友達でもあった巧のお話。回想での奈緒子と加地君がすごく素敵だから、加地君が死んでしまったことがすごく悲しくてたまらない。普通の小説なら、新しい恋人は前の恋人の存在を邪魔に思うと思うんだけど、巧が加地君のことをすごく好きだから、それが良かったり、余計切なかったりする。でもラストは良かったです。巧君の台詞が素晴らしかった。あと、玄関に布団を敷いて寝るっていうのがとてもセンス良い。プラネタリウムのエピソードも。この空気感は良いなぁ。

<33冊目>