連載始まった当初から気になって仕方なかったんですが、やっと読めてほんとに嬉しい。恩田版「
ガラスの仮面」と本人が言っていた通りの演劇もの。それってどんな？と思ってたんだけど、恩田カラーでしっかり面白くてこれは良い。私はあんまりお芝居には明るくないけど、芝居のシーンはぞくぞくしますよ。
サラブレッドの響子と、無名の天才・飛鳥の対比もとてもおいしい。わくわくさせられて楽しめた。あと最近の恩田さんは当たり外れがあるっていうか、途中は面白いけどラスト肩透かしってパターンが多い気がして心配だったんですが、これはかなり綺麗にまとまってるほうではないかと。まだまだ続いてもいいところで終わってはいるけど、消化不良な感じでもないしすっきり。恩田ファンじゃない人にでもおすすめです。
＜40冊目＞
