読書

依存 (幻冬舎文庫)

依存 (幻冬舎文庫)

タック&タカチシリーズ。シリーズの中でかなりの転機になる作品で、タックの過去も語られたりしてかなり内容たっぷり。しかも、毎度のことではあるけれど内容が重い。虐待のこととか、かなり読んでて辛くなります。いつもの小さな謎やそれについての解釈も、全て最後のタックの問題や、“依存”っていう言葉につながっていって、とてもずっしりくる…。あと、ラストにはものすごくびっくりしました。いや、ずっとこうなることを期待してたんだけど、結局そんな展開にはならないんだろうなー残念ー、て勝手に思ってたのでね、あまりに望み通りに話が進みすぎて、私の妄想じゃないかと思ったくらい…もしくは夢オチとか。いや、素晴らしいです。タカチは最高にかっこいい女だ。タックも本当、私好きだよ。ライトなところも重いところもあり、キャラも良くてかなり好きなシリーズです。でもこれ以降長編は出ていない様子。何でだろう…あとがきで予告されてる作品とか、ものすごく読みたいのに;とりあえず短編集の方を読んでいこうっと。

<45冊目>