読書

外伝で、雁の延王と延麒のお話。陽子にあった時から何百年も前の話で、まだ尚隆が玉座についてから間もない時代。「月の影〜」の時の名君っぽい印象と違うので最初は戸惑った。でもなかなかクセのあるというか、面白い王様ぶりで素敵。読みごたえがあって面白い話でした。斡由とか、読み進めていくうちに色々…うん、深い。尚隆と六太の主従関係が何か良かったです。王が好き、というのとは違って、引き寄せられる。回想で、契約を交わす場面がすごく印象深い。終章のふたりがすごくいいですね。

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