さよなら妖精

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

高校生の主人公達は、ユーゴスラヴィアから来た少女マーヤに出会う。彼女が帰国した後、彼女と過ごした日々を回想する形で書かれている青春小説。日常の謎系ミステリになってます。マーヤとの会話が面白く、小さな謎が解けていく感じは読んでいて面白いです。また、物語全体を通して大きな謎というかテーマがあり、それがラストに解き明かされるのですが。置いて行かれたような、身体の一部を奪われたような、切なくて悲しい気持ちになりました。夜に読んでいたのだけど、読み終わってもしばらく余韻が残って眠れなかった。

<93冊目>