クジラの彼

クジラの彼

クジラの彼

有川浩による自衛隊恋愛物短編集。『空の中』『海の底』のその後の短編も載っているので、その2作をこれから読むつもりの方は、その後で読んだほうがいいかも。自衛隊って泥くさくて怖い、というイメージが以前は何となくありましたが、有川さんを読むようになって、かっこいいなと思うようになりました。そして普通の男性女性たちなんだなと。とてもしっかり取材をされる方みたいなので、軽いタッチで書かれてる話でも書き込みが現実的でリアリティが感じられて良いです。内容も粒ぞろいで、どれもこれも面白くて胸キュンな本でした。「国防レンアイ」が大好きです。「ロールアウト」も好き。『海の底』の続編「有能な彼女」と『空の中』の続編「ファイターパイロットの君」はキュンキュンしながら読みました。ベタ甘万歳!

<11冊目>