図書館革命
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/11/10
- メディア: 単行本
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本当にあと1冊で終われるの?って心配だったのですが、色んなことが動いて最後は着地します。でも有川さんがあとがきで仰ってる通り、みんなとにかく突っ走って止まりません。ある事件が起こってそれがどんどん大きくなって、図書隊やメディア良化法を揺るがす事態に発展します。恋愛方面も色々あり…さすが有川さん、本当に期待を裏切らない出来でした。初っ端から読んでて顔がにやけまくって止まりませんでしたよ。要所要所ほんとおいしくて、もうやばかったです。ぐいぐいと最後まで読みきって、不思議と終わっちゃったな〜って悲しさはなかったです。本当にキャラクター達が好きだったので、これでお別れは寂しいけど、まぁ彼らは彼らでこれからも相変わらずやっていくかなと。最後まで本当に面白かったので、お腹いっぱいで幸せに読み終わりました。
これを読んで久し振りに、読書って楽しいなぁーとか感じました。多分同じ内容で漫画とかドラマとかだったとしても面白いと思うんですけど、小説って字を読んで自分で全部想像するものじゃないですか。こんな場所でこんな人物でって。読み方も人それぞれだし。読んだ人の中に読んだ人の数だけ、関東図書隊があって郁がいて、行く末にやきもきしたり見守ってるんだなと思うと愛しくなりました。本を守るってことを題材にした小説でもあるし。
未読の方は図書館戦争シリーズ4作まとめて全力でオススメします。成長もあり恋愛もあり笑いもあり、色んな要素がつまって、どんどん読ませる小説です。まずは第1作の「図書館戦争」からどうぞ。本がお好きな方に。
<84冊目>
以下どうしても内容について話したかったので隠します。思い切りネタバレなので注意。既読の方だけお願いします。
まさか結婚生活まで書かれるとは…って感じでした。くっつくまでのやきもき感が好きだったので、正直そこまで書かなくてもいいよとは思ったのですが。でもこの巻では既にラブラブでしたね。最初のカミツレデートからもう。やりとりから手つなぎから…相当にやけながら読みました。書店のシーンはすごくシリアスで緊迫感があって…郁が無事帰ったあと病院になかなか行けなかったりってのが可愛かった。もちろん病院のシーンも。ごちそうさまでしたー。
手塚&柴崎も多少なりとも動いて良かったです。このまま恋の予感で終わったらどうしようと思ってたので。担保のへんは相当楽しく読みました。今後手塚には頑張って欲しいもんです。