ベロニカは死ぬことにした

ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)

ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)

昔から題名は知ってて気になっていた小説。不幸でないけど幸せでない主人公ベロニカが、ある日死ぬことに決めて大量の睡眠薬を飲む。自殺に失敗し後遺症であと一週間の命となったベロニカは、精神病院のなかで患者達と一緒に残りの時間を過ごすことになる。思ったより淡々としたというか静かな感じの小説でした。あと訳が読みにくいような気がします。翻訳を読み慣れてないせいかな?結構難しかった。精神世界みたいなものを題材にしているので、かなり独特の雰囲気があります。狂ってることといないことの違いは何か、不安はどこから生まれてくるのか、そんなことを考える。

<34冊目>