Re-born はじまりの一歩

Re-born はじまりの一歩

Re-born はじまりの一歩

“はじまり”をテーマにしたアンソロジー。宮下奈都さんの短編が読みたくて手に取ったのですが、どの話も作家の個性が出ていて、この手のアンソロジーの中ではかなりの当たりだと感じた。初めて読む作家さんが二人いたのですが、福田栄一「あの日の二十メートル」は後味が爽やかで素敵だったし、中島京子「コワリョーフの鼻」は意外性があって面白かったです。もちろん宮下さんも、あと豊島ミホとかも良かった。色んな“はじまり”が味わえて、少し前向きになれる感じでおすすめです。

<35冊目>