赤毛のアン

今年刊行後100年みたいですね。新潮の新装版が本屋に並んでましたが、こちらの訳が読みやすいというのを聞いて講談社の方を読んでみました。結構ボリュームはあるんですが、割と新しい訳なので抵抗無く頭に入ってきます。

これまでちゃんと読んだことは無かったんだけど、子供の頃に本で読んだのかアニメ等で見たのか、あぁこんなエピソードあったなーってちゃんと記憶に残ってて、読んでて懐かしくなりました。しかしアンってこんなはっちゃけたキャラだったんだなって意外だった。沼に名前つけたり植物に話しかけたり忙しい子(笑)。でもその明るさで周りの人たちを、そして読んでいる私まで元気にしてくれます。人生に対する前向きな目線がすごく良い。あと少女時代への郷愁みたいなものをすごく感じました。こんな女の子じゃなかったけれど、通じる部分と、こうありたかった部分とが愛しく感じる。とても良い本でした。やっぱり名作の力ってすごいなぁ。

<38冊目>