テンペスト 下 花風の巻

テンペスト 下 花風の巻

テンペスト 下 花風の巻

琉球王朝ロマンの下巻。宦官の役人として仕えた王宮を追われ、流刑となった真鶴は王の側室として王宮に返り咲く。ペリー来航により押し寄せる近代化の波。宦官と側室、綱渡りの一人二役はある日終わりを告げる。上巻に続き一気に読んでしまいました。時代的にも波乱が多くて、読んでいてハラハラします。でも下巻から登場した真美那とかも良いキャラだし、真牛のその後も切なくて良かった。色んな意味で引き込まれる力のある小説でした。今年ベストワン、かも。

<51冊目>