天帝のつかわせる御矢

天帝のつかわせる御矢 (講談社ノベルス)

天帝のつかわせる御矢 (講談社ノベルス)

天帝シリーズ2作目。頸草館高校3年古野まほろと柏木照穂は、大陸から東京へ向かう超豪華寝台列車、環大東亜特別急行あじあ」に乗り込んだ。絢爛の限りを尽くした寝台列車の描写が美しくて、うっとりしながら読みました。そこで起こるバラバラ殺人事件、癖のある登場人物たちとの推理合戦、最高。しかし終盤はまた人外な展開に…。これさえ無ければとも思うけど、もはや味かも。衒学趣味もルビの嵐も健在でその鬱陶しさに満足。まほろと柏木の関係が好きすぎて、何度も会話で身悶えしました。おいしすぎる><

<78冊目>