追想五断章

追想五断章

追想五断章

古書店でアルバイトをする大学生の主人公は、客からのある依頼を請け負う。それは、依頼人の亡き父親が書いた五つの小説を探し出すこと。作中作として出てくるその小説が全てリドルストーリー(結末を示さない物語)になっていて、それが依頼人の父親の過去と絡み合い、完成度の高いミステリーになっています。悩める主人公の目線もあり、苦い青春小説でもあります。

<84冊目>