鷺と雪

鷺と雪

鷺と雪

ベッキーさんシリーズの3作目にて直木賞受賞作。時は昭和十一年、良家の令嬢・花村英子と彼女の運転手“ベッキーさん”が過ごす日常のそばにも、時代の不穏な足音が迫っていた。結末で何が起こるのか、何かで私は知っていたのですが、予備知識を持たずに読みたかったと思いました。時代の流れに進んで乗る者、自分の思いを貫こうとする者、色々な人たちの思いの渦巻く中で歴史が動いていったのだと感じる本。

<83冊目>