ラ・パティスリー

ラ・パティスリー

ラ・パティスリー

パティシエを目指してパティスリーで働く新米の香織は、ある日突然店に迷い込んできた菓子職人・恭也と出会う。彼はどこからやってきたのか?割と淡々としていて、成長なのか恋愛なのか人間なのかミステリーなのか、どれを書きたかったのかよく分からない印象。お話としてすごく面白いってことは無いんだけど、カスタードクリーム、ムース、アントルメ、トリュフ…お菓子の描き方はとても綺麗で、読んでいてうっとり。パティシエの世界が垣間見れるのも楽しい。あってもなくてもいいものだけど、心に輝きをくれる美しいもの。お菓子好きには良い本でした。

<9冊目>