読書

麦酒の家の冒険 (講談社文庫)

麦酒の家の冒険 (講談社文庫)

眼科の待合室で読み終えた。表紙はグラスに注がれたビール、そしてよく見るとエビスのロング缶がたくさん映った写真になっております。本当にビールの話っていうか、主人公達男女四人が山の中で迷い込んだ民家には、家具もなくカーテンすら掛かってない状態の中にベッドがひとつ、そしてクローゼットの中に冷蔵庫と、その中に大量のエビスビールとジョッキ。四人がそれを拝借しつつ、何故この家がこんな状態にあるのか、それを推理するという安楽椅子ミステリ。いろんな推論が立てられては崩れを繰り返すんですが、最後はあぁなるほどって感じの真相で、とても気持ちよかった。私はビール飲めませんが、ビールが美味しそうに感じる一冊です。このシリーズ私は読むのは二冊目なんだけど、キャラクターが割と好き。タックがとても好き。タカチとの絡みも良い。

<13冊目>


チルドレン

チルドレン

↑を読んでしまった時の予備として持っていってたんですが正解でしたね。面白かった。前に伊坂幸太郎は一冊読んで、合わないかな?と思ったんですがこれはすごく良かった。それぞれの話がミステリ的にうまくまとまってる上で、全体としても上手に繋げられてて、ニヤリとしちゃう。そしてキャラクターと話が素晴らしい。陣内が本当に魅力的で、読んでて痛快です。「チルドレンⅡ」がいちばん好きかな。かっこいいよ。陣内以外の人物もとても素敵でよい。他の著作も読みたくなってきたー。

<14冊目>