読書

重力ピエロ

重力ピエロ

何故か語り口が微妙に合わなくてちょっと読みにくかった。ちょっと前の著作だからかな?悔しい…。回想と現在が次々語られるのだけど、それにうまく付いて行けれんかった。でも物語は良かった。書かれていることは重くて、読んでてとても苦しいんだけど、語り口は穏やか。「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」という春の言葉どおり。最後は良い結末だと思うな。あと、他作品とのリンクが見えてちょっと面白い。黒澤とかね。

<25冊目>