読書

ネクロポリス 上

ネクロポリス 上

長いし、いつ読もうかなーと思ってたのですがやっと手を付けました。凝った装丁が美しい。ミステリーとファンタジーのミックスという感じで、かなり不思議な話。「ヒガン」と呼ばれる儀式の間に、死んだ人が「お客さん」として帰ってくるアナザー・ヒルという土地。そこで起きる連続殺人や、不思議な事件。設定がまずよく分からなくて、最初入り込むのに苦労しました。西洋と東洋がミックスされていて、宗教的なものや習慣とかが混ざっていてすごく不思議な世界観。お稲荷さんに供えるのが稲荷寿司じゃなくてオムレツだったりするわけ。登場人物も日本人やイギリス人、アメリカ人で、登場人物表が何か外国の児童小説みたいだなと思った。ハリーポッターを思い出しただけですが。最初はとっつきにくかったんですが、理解し始めるとするするいけます。死者が「お客さん」として出てくるんですが、何か自然であっけらかんとして面白い。けっこう引きが強くて、続きが気になって読んでしまいます。

<28冊目>