読書

ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)

ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)

待ちに待った辻村深月の新刊。今回も装丁が素晴らしい。画像見ていいなーと思ってたけど、実物を見てノックアウト。紙とかね。この人本当に装丁に恵まれてるなぁ。今回も一気に読んでしまいました。今回は他作品との繋がりがあって、既作のキャラクターが出てきて結構大きな役割を果たします。誰なのかは読んで確かめたほうが楽しいと思うので書かないけど、すごくらしかったかな。それで前の作品の小さな謎が解けたり、その後が垣間見れたり、ファンには美味しい限り。勿論単独で読んでも楽しめるけどね。今回は大きなトリックは無くてミステリー色は薄いかも。でも最後にあぁ、って思う部分もあり、面白い。すごく感情移入してしまうストーリーで、考え込んでしまった。私は「先生」のように容赦無くやりたいけど、弱いからきっとそれは出来ない。どうするのが正しいってことは無いから、余計考え込んでしまう。最後はジンとした。やっぱり辻村深月は良いですよ。繊細で、深くて、優しくて。もっと売れても良いのになぁ。もっともっと読まれて欲しい。

<34冊目>


何か最近読むペースが早いかな。いや一般的に見たら遅いんだけど、自分的にね。一年100冊と考えても3分の1もう読んじゃってる。多分読みたい本を我慢せずに読んでるからなんですけど。普通なら、ちょっと気になるレベルの本を主に読んで、絶対好みだろうなって本を間に挟んでいく感じなんだけど、ストレス溜まってるから読みたい本を我慢できないの。そのうち本当に読みたい本が無くなっちゃったらどうしよ。好みじゃないかも知れないけど読んでおきたい本っていうのも色々あるんだけどなー…手を付けるのに気力が必要なので。