東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

図書館に予約を入れてて1年越しくらいで回ってきました。大ベストセラーだし、“泣ける本”ってイメージに反発心もあって多少抵抗を試みたんですが、結果大負け、号泣してしまいました。自伝的小説って感じなのかと思ったら、普通に長いエッセイというか思い出話を語る雰囲気でした。子どもの頃からの歴史を綴ってあって、ずっとリリーさんとオカンの人生を辿っていく感じ。リリーさんのオカンが本当に素晴らしい人で、たくましく頑張って息子を育てて。優しくて大勢の人に愛されて。すごい人だなぁと感動して、その分最後の悲しみが深かったです。目と喉が痛くなるぐらい泣きました。やっぱり自分の母親のことをダブらせて考えてしまうし。でもどうして母ってこんなに強いんだろう?自分を後回しにして子どもの為に生きられるんだろう?子どもの目線で考えると同時に、自分もいつか親の立場になるかも知れないって思うととても考えさせられました。

<41冊目>