東京を
震源地とした
マグニチュード7弱の
地震が発生、居合わせた色々な人たちの“そのとき”を描いた連作短編集。短編は14本入っていて、1作1作は割と短いのでさらっと読めます。それぞれの話に繋がりがあったり無かったり。内容も、悲しいもの切ないもの、心が冷たくなるようなもの、逆に少しだけ温まるもの、様々です。散々TV等で耳にしますが、今後何十年かの間に東京で大
地震が起こる可能性は非常に高い。また、自分が住んでいる場所もいつ大
地震が起こらないとも限らない。そういう意味で他人事ではなく現実感があって、一編一編が身に心に刺さるようでした。
<78冊目>