ルピナス探偵団の当惑

ルピナス探偵団の当惑 (創元推理文庫)

ルピナス探偵団の当惑 (創元推理文庫)

破天荒な刑事の姉を持つ女子高生の主人公が、捜査に借り出され嫌々ながらも事件を解決していくミステリー。一度少女小説として世に出たものをリメイクしたようで、1990年代の少し懐かしい感じがあって良いです。中篇集なのですが、最後に収録されている「大女優の右手」は、久々にぞくぞくするミステリーを読んだと思った。トリックがすごいとかではないんだけど、謎と真相がものすごく美しく閉じていて、とても印象に残りました。

<58冊目>